今から37年前、知り合いからチワワとトイプードルのミックス犬を譲り受けたのが、わたしと犬との暮らしのスタートでした。名前をチップと名付け、以来、計11頭の犬と暮らしてきました。

〜グリフォンとの人生〜
最初のミックス犬チップに似ていることから、グリフォンという犬種を知り一目惚れ。当時日本には6頭しかおらず、1年以上探してやっと巡り合えたグリフォンの男の子に「Mac（マック）」と名づけました。Mr.DENの前身ブランドMr.Macはこの子の名前からきています。

今では「グリフォンといえば日置さん」と言われるほどの（笑）、グリフォン飼いになりました。

〜犬との共生〜
わたしにとって犬は「自分自身の分身」と感じています。同じように感じている方も多いのではないでしょうか。

以前、ブランドの名前にもなっている「DEN（デン）」という飼い犬が病気になり、デンちゃんの体調を考え那須に移住したことがありましたが、わたし自身が仕事をするのに不便があり、その子は家族に任せて離れて暮らしたことがありました。

すると、デンちゃんはみるみる元気がなくなってしまい、結局わたしと一緒に東京に戻ると元気を取り戻してくれました。

住環境を整えてあげることも大切ですが何よりも「犬は家族と一緒にいたい生き物なのだ」ということを、改めて実感した出来事でした。

このような体験はMr.DENと前身ブランドMr.Macの商品開発の理念にも大きく関わっています。
それは、人間との生活で必要なものを幅広く開発していくということ。さらに、子犬、老犬、病気、それぞれの年代に合わせられる機能も備えた商品を開発するという発想につながっています。

〜犬の一生と向き合うということ〜
亡くなる1週間前からお互いのことがわかり、初めて通じるものがある。言葉はいらない。
何頭もの愛犬を見送ってきた経験から感じたことです。
犬は普段から人間と心を通わせる生き物ですが、亡くなる１週間前からはより顕著に感じ、その子と共に生きた時間の集大成のように感じます。

そのときを想いながら、日々活動をしています。